“その後”を想像しよう。

アニメで展開されるストーリー。それが終わった後、キャラクターは、世界はどうなっているでしょう? 続きを自由に想像してみましょう。

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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のその後
両津とマリア おっちょこちょいぶりは健在だが、女性化したマリアをようやく女性と認識して婚姻関係を結ぶ。二人は愛の連携で手柄を立てていき、両津は警部、マリアは刑事になって活躍していった。また、大原と屯田の定年退職で部長と署長の席に空白が生じたため両津は葛飾区警察署長に昇格した。しかし、しばらくして警察庁長官にまで出世して、日本の警察組織の改革を起こして歴史に名を残した。マリアは秘書として、両津を支えていく。

麗子と中川 お互い金持ち同士で中川家と秋本家の政略結婚で結ばれた。中川は父の死後に会社を引き継ぐために警察官を退職。中川財閥の社長の座を継承して、秋本財閥を買収する形で秋本財閥も継承した。麗子は両津・マリア夫妻と共に活躍を続けて、手柄を立てていき刑事に昇格した。

寺井洋一 地道な捜査手法が評価され、両津を補佐する警部補になって、給料も昇給して地道に自宅のローンの返済に当てて、家族関係は円満になった。長男は父に憧れて警察官となり、次男は弁護士となった。

大原大次郎 屯田署長と共に定年退職を迎えて、平和な老後を妻と共に送る。屯田がパチンコ業界に天下りすると、老体に鞭打って自らも天下りしようとするがどこも不採用に。その結果、体を壊して入院した。孫の大介が警察官に入隊すると、上司となった両津に大介の指導を頼むと警察署に挨拶に行った。
「タッチ」のその後
銀次郎「あんた顔に似合わず強気だな!それとも旦那のことになると我を忘れて熱くなってしまう主義か?」
南「はぁ、ため息しか出てこない!なんだかさっぱりわからない。プロってみんなこうなんですか?」
銀次郎「さぁな、俺は他の選手とは違ってグレた選手なもんでね。」
そんなとき和也と真美が店に入ってきた。
和也 真美「あー、銀次郎だ。」
真美「皇帝がいる!白銀の皇帝がいる。」
二人の子はプロ野球選手を目の前にして大いに興奮してしまいすかさずバットとボールを持ってきてサインをねだった。
和也「皇帝、サインしてこのバットに。」
真美「真美も欲しい!ねぇ皇帝今日はなんでここにいるの?」
銀次郎は二人の子に対し紳士的にサインと握手をしてあげ少しほほえみ頭をなでてやった。
真美「やったー、真美今日は頭洗わなくていいね。」
南「ダメよちゃんと洗わなきゃ!夏だし汗かくんだし。」
和也「それよりなんでうちへ来ようと思ったの銀次郎?」
銀次郎「君たちの父さんに一度会ってみたかったからだ!こう向かい合うだけでほとばしる熱いオーラを感じた。君たちの父さんはすごい。」
真美「目を見ただけでその人がすごいってわかるの?」
銀次郎「ああ、ボウヤもお嬢ちゃんもこれから大人になるにつれてわかってくると思うね。」
達也「子供に難しいこと教えるなよ白銀の皇帝さん。」
南「白銀の皇帝ってどうしてそんな異名が?」
銀次郎「別に、俺だって好きでそんな異名を持ったわけじゃない。周りがかってにつけただけだ。」
南「ふーん!ほんとますますわからない人ねあなたって?つかみどころがないと言うか?」
銀次郎「そうだボウヤ、お嬢ちゃん、少し外してくれないか?今君たちの両親と大事な対談をしてる最中でね。」
真美「えーまだいいでしょ!シルバーキャノンの打ち方教えて。」
和也「俺もシルバーキャノン打てるようになりたい!どうすれば打てるのさ?」
銀次郎「わかった、それは後で必ず教えてやる!そうだ明日の父さんのチームの試合は見に行くのか二人とも?」
和也 真美「うん。」
銀次郎「ならばこのチケット渡しとく!明日神宮球場で高校野球が終わった後プロの試合がある。当然俺は出場する!よかったら高校野球が終わった後プロの試合も見ていってくれ。」
真美「うん、絶対いくー。」
和也「おう絶対だぜ、ねぇ母ちゃん?いくでしょ?」
南「さぁね、それは見ていくのはやめましょ!それよりお父さん達の試合が大切よ。二人ともしっかり応援しなきゃダメよ!てことですからこのチケットはお返しします。」
真美「あー、ダメ!ねぇママ、見ていこうよ同じ球場なんだし。」
南「真美!わがまま言わない。」
和也「なんか母ちゃん機嫌悪くない?機嫌良くなれば考え直してくれるよね?」
達也「さぁな、俺はどうでも良いけどな!てことならそのチケット俺が預かっておこう。」
「タッチ」のその後
達也「人生そのものねぇ。」
銀次郎「そういうことだ。」
達也「俺はいつでも弟の代わりの野球をやってきた!弟の約束を果たした後は大学の時野球を辞めていた。だが俺だけの野球をやりたいがためにアメリカへ渡った!これが俺の野球だと思った矢先に選手生命絶たれちまって今は監督だよ。」
銀次郎「野球は誰かの代わりでやるものじゃない、己のためにやるものじゃないか?そうじゃなければ野球とは呼べないと思うがな。」
達也「なんだと?」
南「そんなことありません!野球は野球でしょ?現にたっちゃんは甲子園で優勝したんだから!かっちゃんの代わりじゃない野球をするためアメリカへ渡ったんですから。あなたに難癖つけられる筋合いはありません。」
銀次郎「俺は難癖をつけたいんじゃない!ただ野球を愛しているのか?そいつを聞きたいんだ。」
達也「野球は好きだぜ!選手としては終わっても監督としては始まったばかりだけどな!後は俺自身どこまでいけるのか今はそんなこと毎日思ってる。」
銀次郎「なるほど、少しは納得出来たな。まぁこんな話は置いといて明日準決勝沼崎高校との試合があるそうだがどう戦うつもりだ?」
達也「どうもこうもねぇよ!甲子園に行くにはどこが来ようが負けねぇ!それだけだよ。」
銀次郎「お前さん監督というより選手としての意気込みだな!まぁお前さんのそれが監督としての流儀だというなら言うことはないが他にあるならその意気込みでは沼崎に勝てない。」
達也「どうしてだよ?」
南「なんでそう思うんですか?ベスト4までたっちゃんの明青学園は勝ってきたんですよ!もちろん今までの相手とは比較出来ない程強い相手だけどうちのチームは底力を秘めてますよ?」
銀次郎「底力を秘めているからこそかなわないんだ!まして今までとは比較にならない相手を迎え撃つとなれば各々の監督の力が今まで以上に必要になってくるんだ。チームそのものに戦力はあってもそいつをうまく使えなければ緒戦宝のもちぐされだ。」
達也「おい、あんた言わせときゃ好き勝手いってくれんじゃねぇか。俺は監督として全くダメだってのかよ?俺の采配じゃ物足りねーのかよ?俺の選手に対する鍛え方はわりーってのかよ?だったらどうすれば勝てんのか教えて欲しいもんだねプロ野球選手さんよ?」
銀次郎「プロが教える教えないで見つかるもんじゃないんだなこれが!それを見つけるのはお前さん自身だよ。」
南「わからないからプロであるあなたに聞いてるんじゃない?さっきから黙って聞いてるけどやたらダメ出ししてくれるじゃない!一体あなたは何を求めてるの?ケチばかりつけて何がしたいのよ?高校野球のことはそもそもプロには関係ないでしょ?」
銀次郎「関係ないと言いたいとこだがこれが大有りでね!なぜなら明青に勝って欲しいからさ。」
南「えっ、だったら教えてよ!私だって勝ちたいんだから。何か良い策でもあるんでしょ?」
銀次郎「それは監督次第だと言ったはずだ!野球は誰かの真似事だとかハナから決まっているマニュアル通りに事を進めればうまくいく訳じゃない!そこで試されるのは己の個性だよ。個性こそが栄光へと導く。」
達也「個性か?そいつはずいぶん難しいこと教えてくれたもんだ!それじゃああんたはその個性が今のあんたを支えているのか?」
銀次郎「ああ、俺は個性を持たない野球なんざクソ食らえだと思ってる!沼崎は俺の母校でありながら個性を大切にせず誰でも皆同じ野球に徹していたがため沼崎野球部を愛せない理由なんだ。野球とは芸術だ!第三者のための芸術なんざありはしない!だから明日は、いや明日からはお前さんは弟の代わりだとか他の誰でもないお前さんの芸術をやるんだな。選手も監督も己の芸術を沼崎に教えてやるんだな。」
達也「あたりめーだよ!そんなもんは言われなくてもわかっていたぜ。」
銀次郎「そうは思えないな!お前さんはお前さん自身の思いを抱きしめて戦わないとダメなんだよ。」
南「気障なこと言ってくれるね、たっちゃんはもう他人の代わりの野球なんてとっくに思ってないわよ!もう監督になった時から上杉達也のものなんだから。プロの分際であれやこれや言われる筋合いはないわよ。」
銀次郎「あんた顔に似合わず強気だな!それとも旦那のことになると我を忘れて熱くなってしまう主義か?」
「天才バカボン」のその後
バカボンはその優しい性格から、介護士になり、ハジメちゃんは、ノーベル賞をとり、フランス人女性と結婚し、パリに住み、ママは、ノーベル賞をとったハジメちゃんを育てた事で、その後、教育評論家になる。パパは、フランスの建設現場で、現場監督をしていたが、現場で事故に遭い、外れていた頭のネジが、何故か偶然に、元に戻り、再び天才として、ハジメちゃんと、パリのソルボンヌ大学で共同研究をしている。
「タッチ」のその後
銀次郎「上杉、お前さん野球とはなんだ?」
達也「野球とはって?うーん、よくわからねぇ。」
銀次郎「ふん、野球とは生き甲斐、あるいは人生そのものだ!そう俺なら答えるがな。」
達也「人生そのものねぇ、俺はそこまで考えて野球をやってたわけじゃねぇからな。」
銀次郎「やはりお前さんはそうなるのか?甲子園に行ったのだって今は亡き弟の身代わりでいったんだからな!それでなぜお前さんは侍になれるのかが不思議だ。」
達也「あのな!さっきからなんなんだよ侍って?訳があんなら教えて欲しいもんだね。」
銀次郎「俺が言う侍とは夢を抱きしめ最後まで手放さなかった男!さらに言うなら己の宿命から逃げずやり抜いた者が侍と呼ぶにふさわしいと俺は思う。」
南「そういうことですか!なんとなくわかる気がします。」
銀次郎「それとは引き換え俺は今まで何度も試練から逃げてきた。宿命からも逃げてきた。何でもすぐ投げ出すことが当然となって言った俺は落武者だ。」
南「そうなんですか?でもあなたは現に大成してるじゃないですか?昨年三冠王を獲得して今一番有名な選手なのにあなたは落武者なんですか?」
銀次郎「俺はとんだ落武者さ、なんせ我慢だ、忍耐だとかそういったことを知らない身でね。ちなみに今に至ってるのは俺は野球しかない人間だからさ。」
達也「野球しかない?」
銀次郎「そうだ!プロ野球選手になる者は皆野球しかない人間さ、それしかないとなればどんな困難であったとしても乗り越えていけるんだ。夢を常に抱きしめていてこそ。」
達也「俺はあいにく夢とかあまり考えたことなかったからよくわかんねぇなぁ。」
南「私も今まで何になりたいとか夢を持ったことなかったからわからない。」
銀次郎「そうか、なら南さんあんたにも聞こう!あんたは新体操をやってたんだよな?」
南「ええそうですけど!それが何か?」
銀次郎「その時夢を抱きしめなかったのか?誇りを持たなかったのか?例えばオリンピックに出場して金メダルを獲得するなどと?」
南「正直言うとそこまでは考えたことなかった!元々私は高校の時新体操部のキャプテンが怪我をしてその代役として大会に出場しただけに過ぎないんですから。それでも新体操が全く嫌いな訳じゃなかった!だからいけるとこまでいこうと思って大学まで続けました。」
銀次郎「ほう、二人とも生半可な誇りでやっていたという訳か。」
南「いいえ、生半可なんかじゃありません!たっちゃんも私もやるからには絶対当たって砕ける思いでやっていました。」
銀次郎「だがその熱意はほんの一時的でしかなかろう!現にその世界から退いてしまっているんだからな。従ってその道があんたらの本命ではなかったってことか?」
達也「じゃああんたはどうなんだよ?」
銀次郎「さっき言わなかったか?俺には野球しかないと、俺は野球以外他には何も出来ぬ。もし明日野球が二度と出来ないとなったら俺は死んだも同然なんだよ。」
南「(あの時のたっちゃんと同じこと言ってる!やっぱり一つの仕事を生き甲斐にしてる人にとってはそうなるのか。)」
達也「へぇー、だからあんたは野球に人生全てをかけてきたって訳か?」
銀次郎「そういうことだ。」
「タッチ」のその後
明青学園は準決勝まで進出しここ最近彗星のごとく頭角を現してきた沼崎高校との対戦を明日に控えた朝南風にて
南「いらっしゃいませ。えっ。」
なんとも風変わりでダンディーな格好を装った男が来店した。銀色づくめの衣装を身に纏いハットを被りサングラスをかけた謎ならぬ男の登場に南は声を失った。そんな男にオーダーをとるためお冷を持っていき注文を聞いた
南「ご注文は?」
謎の男「コーヒーを、ホットで。」
南「かしこまりました。」
謎の男「あんた浅倉南だな!いや上杉南。」
南「えっ?なぜ私のことを?」
謎の男「フッ、そいつは言うまでもない!あんたは伝説の侍上杉達也の妻だからな。」
突然何を言い出すのか困惑してしまう南!そんな時、達也が店の中に入ってきた。
南「ちょっとたっちゃん、あの人…」
達也「おっ、あの人がどうかしたのか?」
南「なんだか変なこと言うのよ!南のこと知ってるしたっちゃんのことを侍とか言って意味わからないよ。」
達也「侍?なんだそりゃ?まぁほっとけ。」
謎の男「上杉達也!あんたに会いにきた。」
達也「あー、俺に会いにきただと?一体あんたは何者だ?」
すると謎の男は帽子とサングラスをとった。
南「あっ!」
達也「おっおいあんたは。」
謎の男「これでわかったか?」
南「あなたはプロ野球選手の銀次郎さん。」
達也「今12球団で一番有名な選手で昨年三冠王を獲得!一昨年も三冠王手前までいった横浜マリナーズの銀次郎がなぜここに?」
銀次郎「そうさ俺は与安銀次郎さ!上杉達也、実に凄まじいオーラを持っている。」
達也「あのー、俺にはなんのことかさっぱりわからねぇんすけど?だいたいプロがうちになんのようだ?」
銀次郎「伝説の侍上杉達也に会いにきた!そういったろ?」
達也「だ、だからそれがわからねぇんだよ俺には?」
南「なんか珍しいことね!普通一般人がプロに会いたくて会いにいくものなのに逆にプロが一般人に会いにくるなんて。」
銀次郎「俺は昔からあんたを知っていた!もう10年程前になるかな、甲子園での力投、地区決勝で新田を渾身のストレートで三振を奪ったあの100万ボルトのストレートは今でも鮮明に覚えてる。それからメジャーリーグでもたいそう活躍していたのも俺は心に刻んでいる!つまり俺はあんたと対戦してみたかった男だ。」
達也「あー、対戦してみたいって言っても俺はあんたと違って引退しちまった身だからな!そんで今は明青野球部監督だぜ。」
銀次郎「そうだな、一度でいいから上杉、あんたの100万ボルトのストレートをホームラン打ってみたかったぜ。」
南「そういえば銀次郎さんのホームランはシルバーキャノンとか言われてますよね。」
銀次郎「ああ、別に名前なんざどうでもいい!本当にお前さんと闘えなかったのは残念だ。」
達也「あんたが俺からシルバーキャノンを打ちたいってのはわかったけど今さら何だって俺に会いにきたんだよ?」
銀次郎「理由なんざありはしない!闘うことが出来なかった代わりに会うだけでもいい!だから会っておきたかった。ただそれだけだ。」
達也「ふーんなんだかよくわかんねぇけどまぁこんな店だけどゆっくりしてってくださいよ。」
銀次郎「そうさせてもらおうか。なぁ上杉、お前さんは野球とはなんだと思う?」
「タッチ」のその後
達也は和也、真美と共に入浴
達也「しっかり肩までつかれよ。」
和也「うわっ、あつ今日の風呂。」
真美「あつ、やけどしちゃいそう。」
達也「なんだよ、少しぬるくしてやるよ。」
水を入れてぬるくした。
和也「よっしゃこれなら肩までいけるぜ。」
真美「ほんといい湯。」
達也「こらお前らバシャバシャはしゃぐな。」
子供達がバシャバシャはしゃいでいたら線が抜けてしまった。
達也「ほら見ろいわんこっちゃねー。」
真美「あーあお兄ちゃんが足かけちゃうから。」
和也「しょうがねぇだろお前だってはしゃぐからだろ。」
達也「おいおいそれより早く湯を足せ。」
この騒々しい入浴タイムに苛立ちを感じた南は強引に風呂の戸を空けた。
南「ちょっとおとなしく入れないの?これじゃお風呂じゃなくてプールじゃない。」
達也「てことだ、風呂場ではしゃぐな。」
和也 真美「はーい。」
それから入浴が終わりそれぞれの部屋へ戻って
南「ずいぶん騒々しい入浴だったわね。」
達也「たくあいつらは何で活発なんだ?」
南「きっとたっちゃんが久々に帰ってきて嬉しいんだよ!待ちくたびれていたんだよ。」
達也「そんな俺が帰ってきて嬉しいのかあいつら。」
南「そうだ!あの子達毎日ぼやいてたから!まぁぼやかれなくて良かった。」
達也「お前も大変だったな。」
南「そうだぞ、でもああいうとここそあの子達のかわいいとこなんだなこれが。」
達也「へぇー、そういや今まで聞いたことなかったけど保育園ではどうなんだあいつら?」
南「和也はいつも元気がよくて他の園児達を明るくしているってこの前聞いたわよ!真美は天真爛漫で健気で男の子から人気者だって聞いたわよ。」
達也「それじゃあうちにいる時とそのままじゃねぇか。良かった変わってなくて。」
南「それどういう意味よ?」
達也「どうって、子供にだっていろんな子供がいるだろ?親の前ではいい子を装っていても外ではワルガキなんてこともあるだろ?」
南「たっちゃん。」
南は大きな声で達也をどやした。
達也「な、なんだよ急に?」
南「和也も真美もワルガキじゃない!南が懸命に育ててますから!あの子達がワルガキになんかなるものか。」
達也「そ、そう、それなら良いんだ。」
南「まぁたっちゃんに似ちゃったらそうなるかもしれないね。」
達也「バカタレ俺に似たほうがもっといい子になりますよ。」
南「あら末恐ろしいこと、ものぐさで生意気で手がつけられないほどろくでなしになっちゃいそう。」
達也「フン、そんな風にさせるかよ。」
このように夫婦で久々の至福を味わっていた矢先、子供達の部屋からうるさい音が聞こえてきた。
南「んー、二人ともまだ寝てないみたいね。」
南が二人を注意しに行こうとダブルベッドから立ち上がろうとしたところ達也が制止した。
達也「いいよ南、俺があいつらを寝かせてくるよ。」
南「たっちゃん、じゃあお願いね。」
達也は二人の部屋に入るとさらに二人ははしゃぎ出す。
達也「おいお前ら何時だと思ってんだ!もう子供は寝る時間だろ?」
真美「なんだか真美眠れない。」
和也「俺もなんか体がイキイキしちゃって寝れない。」
達也「そういうことなら俺がお前らをこうしてやれば眠れるよな?」
達也は二人を抱き抱えてグルグルと回した!それから野球の話やおとぎ話などを次々に聞かせると和也と真美は眠りについた。この様子を南は見て思った。
南「それにしてもたっちゃん偉いなぁ!あるだけ選手達を指導して疲れて帰ってきてから子供達の面倒も見てるもんなぁ。いつからあんなしっかりした人になったんだろう?昔はものぐさで何でも面倒なことは進んでやらない人だったのに!バカ兄貴なんて言われてた頃がずっと昔のよう。」
このように南は亭主のことをなにかと誇りに思って見つめて感心していたのであった。
「タッチ」のその後
およそ一週間ぶりに我が家に帰宅した達也
南「あっパパ帰ってきたぞ。」
真美「ほんとだ!お帰り。」
達也「ただいま。」
和也「遅いぜ父ちゃん。」
南「こら和也!そんな言い方はないでしょ。」
二人の子供に飛びついて抱きつかれる達也
達也「お前ら、俺がいなくて寂しかったのか?」
真美「寂しいよ、でも大丈夫真美いい子にしてたもん。」
達也「そいつは偉い真美。」
和也「俺だっていい子にしてたぜ!母ちゃんの手伝いちゃんとしてたから。」
達也「ほう、お前も偉い。」
南「よく言うわね!二人共手をかけてばかりで。」
和也「んなんじゃねぇって、ちゃんと俺達母ちゃんを助けてやったよな真美?」
真美「うん、真美は雨が突然降ってきたから洗濯物入れてあげたもん!それからお兄ちゃんは買い物袋を持ってあげてたもん。」
達也「それなら母ちゃんも助かったな。」
南「あらそうだったわね。」
真美「じゃあ今日プロレスごっこしようよ。」
南「それはダメ!お父さん疲れてるんだぞ。そんなことより家族みんなでご飯食べたいんじゃなかったの?一緒にお風呂入りたかったんじゃなかったの?」
和也「そうだよね!まずはそれからだよ。」
達也「そうだ!腹減ったな!飯にしようぜ。」
南「そう思って今日いっぱい作っといたから!久々家族が食卓に集うんだから!さぁみんなで食べよう。」
そして上杉家のディナーが始まった。
和也「うめー、俺これ大好きだよ。」
達也「食えるもんはしっかり食っとけよ。」
真美「やっぱりみんなで食べるとおいしい。」
南「でしょ、みんなで楽しく食べるご飯ほどおいしいものはないんだぞ。」
達也「言うようになったな南。」
南「あら前からですけど。」
家族の風景は良いものだ。
「タッチ」のその後
それから合宿が大詰めを迎える頃!南は時々新体操部の臨時コーチとして明青学園に足を運んでいてそのついでに亭主の野球部を除くことが日課であった。そんな時野球部を除いて。
達也「おお南どうした?」
南「新体操部の臨時コーチとしてここまできたのよ!そのついでに野球部を見にきたの。」
達也「それが定番だな!それより見ろ、チーム全体出来上がってきたろ。」
南「そうね、最初は何から何までまとまりないチームだったのにいつの間にかこんな明るくなるなんて。」
達也「ここまでするのに苦労したぜ。」
そんな時、キャプテンの村越を始めあらゆる選手達が南に声をかけてきた。
村越「あっこんにちは南さん。」
南「こんにちは、みんな頑張ってるわね!その調子よ。」
明青一同「こんにちは南さん。」
こんなやりとりをそばで見ていたマネージャーの一年の君島希恵がポツリと小言を同じくマネージャーで二年の橋詰茜にこぼす。
希恵「それにしても監督と南さんは相変わらずラブラブですね。」
茜「そうね、でもいいことじゃない!なかむつまじくって感じで!私達だっていつか結婚したらあんな風になりたいなって思ってる。」
希恵「やっぱり、茜先輩も同じこと思ってましたか。」
茜「私とあなたは意気ピッタリね!最近部員のみんなも意気があってきたし今年はうちはいけそうな気がするのよね。」
希恵「私も思います。」
現時点でチーム内は非常にハッスルしているなか達也と南は…
達也「今日は早く切り上げるつもりだ。」
南「ほんとに、それで大丈夫なの?」
達也「ああ、今まで地獄の合宿を乗りきったし休息も練習のうちさ。」
南「よし、久々にたっちゃんが帰ってくるのは南すごくうれしい!和也と真美もきっと喜ぶよ。」
達也「そうだあいつらの顔も久々見たいとこだぜ。」
南「そうそう見せてあげてよ!あの子達首を長くして待ってるから。」
達也「そうか、ずっと寂しくさせて悪かったな。」
南「いいよ仕事なんだから!和也達に伝えておくね。」
達也「ああ。」
夫婦の会話をそばで聞いていたスタメンセンターの関谷蓮が冷やかしてきた。
関谷「ヒューヒュー、監督、どうしてこうも夫婦円満なのかな。」
田辺「全く、羨ましいなぁ!花咲かせまくりでよ。」
槙村「美しい妻には旦那も美しくなければなりませんなぁ監督!なぁハッハッハッハッハ。」
達也「うるせいやい、ヤローばかりで冷やかしやがって!よし、最後の占め地獄のアメリカンノックだ。」
こんな和やかな風景を見た南はたいそう感心した。
南「クスッ、たっちゃん選手達とすごく仲良くやってる!監督と選手の距離があんなに近いっていいなぁ。この調子ならチームも強くなりそうだな!頑張れたっちゃん。」
そして占めに達也はノックの雨を降らせた。
「タッチ」のその後
野球部の合宿が始まって達也は一週間以上も我が家に帰ってこれずにいた。
そんな時達也と南は電話で…
南「合宿の方は順調?たっちゃん。」
達也「ここからが地獄の合宿ですよ!問題児共を相手するのは苦労するぜ。」
南「もう、そこをなんとかするのが監督でしょ!監督がそんなじゃ選手がついてこないぞ。」
達也「はいはいそうですね!まぁここが一番の山場だから俺は今日も帰れない。」
南「そっか。」
達也「真美達はどうしてる。」
南「あの子達はいつもぼやいてる!また今日もパパ帰ってこないの?一緒にお風呂入りたい!一緒にご飯食べたいとか毎日聞かされる始末よ。」
達也「はは、あいつら。まぁ悪いんだけどあいつらに謝っといてくれ!合宿が終わったら早く帰ってプロレスごっこでも何でもしてやるってな。」
南「うん言っとく!じゃあ頑張ってねたっちゃん。」
達也「ああ。」
そして二人は静かに電話を切った。南自身も達也が我が家に帰ってこないのを残念に思っていた。
南「今日もまたたっちゃん帰ってこずか。」
南はため息をつきながら物思いに更けていた時我が子が言い寄ってきた。
真美「また今日もパパ帰ってこないの?」
南「うん、そうみたい!残念ね。」
真美「何でいつもこう帰ってこないの?」
和也「ほんとだよ!帰りたくないのかな?」
南「あのね、大人にはね大人の事情があるの!自分の好きな時に帰れるものじゃないの。だからもう少し気長に待ちましょうね。」
和也「はぁ、しゃーねよな。」
真美「しゃーねか。」
南「ちょっと二人とも、みっともない言い方はやめなさい。」
それから合宿が大詰めを迎える頃!